消化器内科

目次

主な疾患と治療について

上部消化管領域では、早期胃癌などに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、食道静脈瘤に対するEIS、EVLなどの内視鏡治療、消化管出血に対する内視鏡的止血術、胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎に対するヘリコバクター・ピロリ除菌療法、内視鏡的胃瘻造設術・胃瘻交換術などを行っています。下部消化管領域では、大腸ポリープに対する内視鏡的ボリペクトミー、早期大腸癌の粘膜切除術・粘膜下層剥離術、炎症性腸疾患の診断、生物学的製剤などを用いた治療を行っています。肝胆膵領域では、慢性B型肝炎に対するインターフェロン療法や核酸アナログ療法、C型肝炎に対する直接作用抗ウイルス薬(DAA)療法、総胆管結石に対する内視鏡的除去術、閉塞性黄疸に対する内視鏡的ドレナージ術などを行っています。また各種進行消化器癌に対する抗癌剤治療を行っています。そして名古屋大学消化器内科の指導のもと、膵嚢胞性疾患、胆膵腫瘍性病変に対する超音波内視鏡(EUS)、超音波内視鏡下穿刺吸引術(EUS-FNA)などを行っています。

消化器内科より

 2010年に新病院が開院し、上部検査室2部屋、下部検査室2部屋の計4部屋となり、また、専用の前処置室には壁掛け型のテレビの設置、リカバリー室にはリクライニングシートを3台配置し、患者さんがリラックスして苦痛のない検査が受けられるよう配慮しています。さらに、受付には専任事務員を2名、看護助手2名(内視鏡洗浄)を配置しています。2012年度には電子ラジアル型超音波内視鏡スコープを導入し、診断精度の高い超音波内視鏡検査が施行できるようになっています。
 常勤医師3名で外来・検査・救急・入院業務をこなしています。その他に名古屋大学の協力により代務医師を派遣していただき、上部消化管内視鏡検査(検診含む)、下部消化管内視鏡検査や内視鏡治療を手伝っていただいております。

医師紹介

役職 氏名 資格等
(出身大学/医学部卒業年)
第一消化器内科部長 小林 健一 日本内科学会認定内科医・指導医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本肝臓学会認定肝臓専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
(名古屋大学/2007年卒)
内科医長 平井 恵子 日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
(名古屋大学/2011年卒)
内科医員 別府 淳 藤田医科大学/2020年卒

診療実績

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(件数) 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
EDG 上部消化管内視鏡検査(ドック含む) 2,704 2,962 2,992 2,813 2,885
内視鏡的粘膜下層剥離術(早期胃癌粘膜下層剥離術)(ESD) 9 14 17 12 15
胃瘻増設術(PEG)、交換術 90 71 80 72 68
内視鏡的食道静脈瘤治療(EIS、EVL) 7 3 1 2 0
CS 下部消化管内視鏡検査 758 795 740 693 696
内視鏡的消化管ステント留置術 5 7 12 8 2
ERCP 内視鏡的逆行性胆膵管造影検査 122 102 130 114 93
内視鏡的乳頭切開術(胆道破砕術を伴う)(EST) 37 38 57 46 40

EBS/EPS

内視鏡的胆道ステント(EBD、ENBD、EMS含む) 47 45 51 62 43
EUS 超音波内視鏡検査 33 34 24 20 18
超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA) 5 8 4 2 5
その他 カプセル内視鏡 3 3 2 2 0

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