整形外科
目次
概要と特色
内科の中でも循環器・呼吸器・消化器等と細分化されているように、整形外科の中でも専門領域は細分化されています。当整形外科には、股関節・膝関節・腫瘍の専門家が常勤しており、名古屋大学からは関節リウマチの専門家が代務の非常勤医師として勤務しています。 また、脊椎の専門家も代務の非常勤医師として勤務しています。各務原市の内外の医療機関と連携をとって治療を行っていきます。
主な手術について
人工関節、人工骨頭、関節授動術、腫瘍の手術、骨折の手術、創外固定術などの手術に対応しています。
関節治療センター
立ち上がる、歩く、段差を越える等の際に、痛みや困難を膝や股関節に感じることはありませんか?感じることがあればお近くの整形外科クリニックへ受診してください。ですがもしかなり辛ければ、できれば紹介状をかいてもらい当科へお越しください。
膝が悪い場合、痛み止めやリハビリ、注射、装具、運動療法などで十分対処しきれない場合には、再生医療という新しい治療法が適応になるかも知れません。これは採血をして、15分くらい後に膝へ有効成分を注射して再生を促すものです。
膝や股関節が高度に壊れ、強い痛みや障害がある場合には、人工関節の適応も考えられることがあります。虫歯を例に考えてみましょう。虫歯は歯の表面から蝕まれ、酷い痛みが生じて噛むことも障害されます。この時、薬やリハビリを行っても治すことはできませんね。歯科受診して悪い箇所を削り取り、代用となるものを被せたり、抜歯してインプラントを埋め込んだりして痛みのない咬み合わせを回復します。同様に、膝や股関節の関節面が蝕まれた場合も、酷ければ痛み止めや注射やリハビリなども十分には効かず、代用品に置き換えて正常の適合性を回復します。これが人工関節です。
当科では、膝も股関節も人工関節の前にはAIを用いた術前3Dシミュレーションを行い綿密な計画を立てます。また股関節の手術に際しては、原則として術後脱臼の恐れが少ない前方進入法(DAA;Direct Anterior Approach)で行い、術中ナビゲーションシステムを用いて精確な手術を行います。
人工関節手術では、前日午後に入院し、手術の翌日から歩く等のリハビリが始まり、1週間目以降、傷が治ったことを確認したら歩いて退院が可能となります。
特殊外来(リウマチ外来、脊椎外来)
リウマチ外来
-
毎週火曜日
脊椎外来
-
第1、第3木曜日の13:00~14:40
-
第2、第4火曜日の13:30~15:45
医師紹介
役職 | 氏名 | 資格等 (出身大学/医学部卒業年) |
---|---|---|
参与 第一整形外科部長 手術部長 |
篠田 昌一 | 日本整形外科学会整形外科専門医 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医 日本整形外科学会認定リウマチ医 日本整形外科学会認定スポーツ医 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医 医学博士 (名古屋大学/1990年卒) |
第二整形外科部長 | 田畑 出 | 日本整形外科学会整形外科専門医 医学博士 (福井大学(旧福井医科大学)/1995年卒) |
リハビリテーション科部長 | 金子 慎哉 | 日本整形外科学会整形外科専門医 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医 日本整形外科学会認定リウマチ医 日本整形外科学会認定スポーツ医 医学博士 (金沢大学/2006年卒) |
整形外科医員 | 井上 裕太 | (奈良県立医科大学/2021年卒) |
整形外科医員 | 赤堀 公紀 | (藤田医科大学/2021年卒) |