心療内科
目次
当科で対応している疾患について
心療内科は心理的ストレスに関係した様々な心身の不調の診療を行っています。当院精神科と連携してうつ病やパニック障害、自律神経失調症、強迫性障害、不眠症、摂食障害、発達障害・ADHDなどの心の疾患の診断・治療を行っています。一般的な検査で異常が見つからないにも関わらず様々な身体の症状が出ているもの、いわゆる身体不定愁訴にも対応しています。また身体疾患の持病で加療されている方の心のケアのご相談も承っています。
心療内科では精神療法を治療の柱としています
薬物療法は病態に応じて適切に使用すれば大変効果的な治療法です。しかし、一方で向精神薬の依存性も大きな社会問題となっています。当科では薬物療法は最新のエビデンスに基づき必要かつ最小限の使用としています。一方、様々な心身の不調の背景には不安や心配、怒りといった抑圧した感情が影響していることが少なくありません。また、現在の症状が過去のトラウマに起因していることもあります。これらの症状に対しては薬物療法のみでは改善は難しく、熟練した治療者が患者さんとの対話の中で抑圧した感情を開放してあげるプロセスが必要になってきます。当科では精神療法を軸に、比較的ゆとりのある診療枠での治療を行っております。
代替療法を積極的に実践しています
マインドフルネス瞑想法というストレスコントロールの技法があります。呼吸や身体感覚に一定時間意識を傾けることで、過去や未来の出来事への悔やみやとらわれ、不安をやわらげるストレス低減法です。当院の心療内科医師は、代替医療が盛んにおこなわれている米国において、現地の医師・治療家より実地にて瞑想トレーニング技法を学んできました。また脳波や心拍変動等の簡単に計測できる生理学的指標を用いて、その効果を調べる研究にも携わってきました。瞑想法にご興味のある患者さんには、そのやり方や実践のコツなどについての指導も行っております。
医師紹介
役職 | 氏名 | 資格等 (出身大学/医学部卒業年) |
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心療内科部長 | 坪野 賢二郎 | 精神保健指定医 日本精神神経学会専門医 日本精神神経学会指導医 (東京大学/2001年卒) |