緩和ケアセンターについて

センター長あいさつ

センター長あいさつ

当院の緩和ケアセンターは、2011年に開設して以来、地域で暮らす多くのがん患者さんに利用していただいています。緩和ケアは、治療法がなくなった患者さんや、終末期の患者さんだけではなく、がんと診断された時から、いつからでも、どなたでも受けることができる症状緩和のためのケアです。がんになると、体調変化や治療により生活が変化しますので、体の苦痛だけでなく、不安や悩みなどの心のつらさを感じることがあります。当院の緩和ケア内科では、専門的な知識と技術を持ったスタッフが協働し、患者さんやご家族の様々な苦痛や悩みに寄り添いながら支援しています。症状緩和、在宅環境の調整、看取り、ご家族の介護負担を軽減するための入院や、在宅療養中のがん患者さんの体調変化時の緊急入院の受け入れを行っています。患者さんが、病気を抱えながらもその人らしく生活することを目指し、心を込めて支援しています。

センター長 大沼 紗希子


センターの役割

「緩和ケア」とは、重い病をかかえる患者さんの「苦痛な症状」を緩和し、患者さんが「その人らしく過ごせる」よう支援するための医療です。緩和ケアセンターでは患者さんやご家族のつらさを軽減し、生活の質の向上を目的とした医療を提供しています。

活動方針

  • 痛みをはじめとする症状の緩和ができるよう支援を行います
  • 患者様とご家族の精神的な支援を行います
  • メディカルサポートセンターと協働して、転院・在宅療養に向けて支援を行います
  • 医療者に緩和ケアに関する勉強会を行っています

緩和ケア専門の医師、看護師、薬剤師等を中心とした緩和ケアチームとして、患者さんの身体症状、不安など気持ちのつらさを和らげるとともに、生活の悩みごとやご家族のケアを含めてサポートしています。

3つの柱

3つの柱

1.緩和ケア外来

がんの患者さんとご家族を対象として緩和ケアを行う専門外来として緩和ケア外来を設けています。患者さん、ご家族の抱えている身体的、精神的、社会的問題など全ての悩み、疑問についてゆっくりと時間をとり、診療・相談に応じます。診療は一般の医療と同様に保険診療で特別の費用はかかりません。当院(外来、入院中)の患者さんだけでなく、他の医療機関で治療を受けておられる方でも相談に応じています。

  • 痛みなどの体の症状でお困りの方
  • 気分が落ち込み意欲がわかない、夜が眠れない、気持ちが落ち着かないなどの症状でお困りの方
  • 自分の現在の状態、今後の治療についてよくわからず、詳しく説明をご希望の方
  • 自宅での療養をご希望の方
  • ご家族自身の心労についての相談、診療
  • 患者さんの介護についての相談
  • 経済的保障、社会福祉制度の利用についての相談

緩和ケア外来の受診には、予約が必要です。現在、治療を受けている医療機関から予約をお取りください。

2.緩和ケアチーム

入院中の一般病棟で悪性腫瘍治療の主治医や病棟スタッフと連携して支援します。緩和ケアチームが病室へ伺います。

3.緩和ケア病棟

緩和ケア専門病棟において、緩和ケアを主体に支援します。

リンパ浮腫外来開設(随時)

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