医科臨床研修プログラム
プログラム責任者のあいさつ
当院は、プライマリケアに適切に対応できる知識、技術の習得を、初期臨床研修の第一の目標にしています。市内唯一の総合病院であるため、CPAの救急搬送も多く、多彩な症例を経験でき、指導医による丁寧な指導のもと、各種手技の習得も早くできます。医師としての能力は勿論、人間として一人前になれるよう、接遇教育にも力を入れています。初めて社会人となる研修医のみなさんの悩みにも対応できるように努めています。
病院が中規模であり、医局も1つになっているため（研修医は別室）、各診療科間で相談しやすいのも特徴です。職員間の垣根も低く、コメディカルの協力のもとにチーム医療を行っています。緊張感のなかにアットホームな雰囲気もある当院で、ぜひ初期研修をおこなってください。
研修目標
卒後早期に臨床研修を希望する医師が、指導医のもとで基本となる医学・医療に関する知識や診療技術を修得することにより、基本的臨床能力を身につけ、プライマリケアに対応できるようトレーニングを行うとともに、実際に医療現場で働きながら"医の倫理"を体得し、医師としての資質の向上を図ることを研修理念とする。
指導体制
研修医は研修計画に従って各診療科に配属され、指導医のもと、各診療科の研修カリキュラムに沿って研修を実施します。
臨床研修プログラム概要
必修科目および病院の定めた必修科目を軸にローテートし、残りの期間については研修医各自の自主性を重んじ、各診療科より自由にローテート科を選択できるプログラムとなっています。
| 1年次必修科目 | 内科（一般外来を並行研修）、救急、外科、麻酔科 |
|---|---|
| 2年次必修科目 | 精神科、小児科、産婦人科、地域医療 |
院内の自由選択科では、1か月前までローテート科を変更することができ、希望であれば2週ずつのローテートも実施可能です。2年次の自由選択では、希望に応じて公立学校共済組合系列7病院(東北、関東、北陸、近畿、中国、四国、九州)で研修を行うことも可能です。
スケジュール例
救急および当直について
当院は二次救急病院として、年間3,300台の救急車を受け入れています。診療体制は、若手医師で構成する救急当直と、上級医で構成する院内当直（内科系・外科系の交代制）2名に、研修医は副直として当直に入ります。宿直の翌日は午前9時30分には帰宅できます。
研修環境
施設
- 研修医室：あり
- 図書室：あり
研修医の待遇および福利厚生
- 身分：非常勤職員
- 給与：（概算）
| 給与額（月） | 賞与（年） | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 1年次 | 約52万円 | 約75万円 | 約700万円 |
| 2年次 | 約75万円 | 約100万円 | 約1,000万円 |
※当直3.5回／月 見込み。回数により変動あり。
福利厚生
- 宿舎：あり
- 健康保険：公立学校共済組合
- 年金保険：厚生年金
- 雇用保険：有り
- 院内保育所完備
- 学会出張：出張費支給あり
- その他：希望図書の購入可能・エビデンス検索ソフトあり