「看護部」2020年 看護部年間ブログ
2020年12月22日 お知らせ
ブログ一覧
1月 専従がん看護専門看護師の役割 2020.1.10
緩和ケアチーム専従看護師として、入院中はもちろんのこと、外来の患者さんやご家族の苦痛に感じる身体の症状、心の症状に対して相談に乗らせていただきます。
また、当院に通院されていない方でも電話でご相談を受けさせていただきます。がんとともに過ごす中で困っていることがありましたら、ご相談下さい。
がん看護専門看護師 住田 俊彦
2月 看護部医療安全推進委員会の活動 2020.2.17
当院の看護部医療安全推進委員会では、転倒転落対策を重点課題として取り組んでいます。
高齢社会となった現在、転倒転落を予防することは、患者さん、家族の方、医療従事者にとって重要な課題です。
当院では、履物の指導や患者さんの危険度を家族の方と共有し、ベッドから起き上がるとナースコールが鳴る、ベッド内蔵型離床センサー(写真)などを活用して予防に努めています。
患者さん、家族の方、医療従事者が一緒になって、転倒転落予防に努めていければ良いと思います。
HCU病棟看護師長 村瀬 由実
3月 働きやすさ推進委員会について 2020.3.17
東海中央病院は、職員の働きやすさを考える「働きやすさ推進委員会」があります。
看護部では、看護業務の内容や体制を見直し、働きやすい環境を提供することを目的に活動しています。
現在、始業前残業時間を削減することに取り組んでいます。
勤務体制についても、勤務のインターバルやワークライフバランスを考慮し、看護師一人ひとりがどのような勤務体制で働くことができるか検討しています。
血液浄化センター看護師長 石原 美代子
4月 緩和ケア病棟のお庭 2020.4.14
緩和ケア病棟の看護師長の澤井です。
緩和ケア病棟は1階にあるため、ウッドデッキがあり、今はお花が綺麗に咲いています。
お花はボランティアさんが、丁寧にお世話してくれています。
現在は、新型コロナ感染拡大防止のためボランティアさんも、来院を控えていただいております。
お花も寂しそうです。
私も寂しいです。
ある患者さんは「花はいいね。季節になるとちゃんと咲いて。自然は凄いね」と話し
あるご家族は「げんき元気な時は、この人もお庭の手入れが好きでね」と
病院には桜の木があり、車椅子やベッドでお花見に行くことが有ります。
患者さんからは「今年も、桜が見れたね。見られない言われたけど良かった・・・。」
と話されました。
外に出られない出られない方には、少しでも季節感を感じていただきたく、病棟内にも桜(造花ですが)飾って、お花見をしてもらっています。
花に、癒され、励まされ、力を貰えます。
緩和ケア病棟 看護師長 澤井 美穂
6月 手術室看護師としての喜び 2020.6.1
手術室では、毎日いろいろな手術が行われています。
手術によっては意識下で受けるものがあり、手術中、看護師と会話し「手術が終わったら、何食べようかな」と話す患者さんも見えます。
眼科の手術では「見えるようになったら旅行へ行く」と、前向きに話す患者さんもいらっしゃって、聞いている私たちも元気になります。
手術室看護師は、手術を受ける患者さんに術前訪問を行っています。
手術後、患者さんに「手術前に担当してくれた人やね。ありがとうね」と、声をかけていただいたことがありました。
また、「手術室の看護師さんにお礼を言いたい」と言って、わざわざ手術室まで足を運んでくださった患者さんもいらっしゃいました。
私たちにとっては、言葉で表せないほど嬉しく、「これからも頑張ろう」とやる気になれます。
手術室看護師長 西村 順子
6月 血液浄化センター看護師のお仕事 2020.6.25
血液浄化センターでは、血液透析と腹膜透析の患者さんがいらっしゃいます。
透析治療は生涯続く治療で、患者さんは週3回通院し治療されています。
私たち医療スタッフは、医師・臨床工学技士・透析看護認定看護師・看護師がチームとなり、患者さんとご家族がよりよい生活を送ることができるよう日々取り組んでいます。
また、患者さんと一緒に、足病変の早期発見・予防ケアも実施しています。
今年は、腹膜透析導入患者さんのご自宅に退院後訪問を実施し、患者さんやご家族の方がご自宅で安心して治療ができるよう支援をしていきます。
血液浄化センター看護師長 石原 美代子
7月 患者さんとの大切な関わり 2020.7.22
こんにちは。外来の大橋です。
私は、外来の看護師としては4年目となります。それまでは病棟に勤務しており、患者さんとの関わりは入院生活における長い時間の中にありました。
昨年の夏ごろだと思います。外来フロアで、ある患者さんが困っておられるところに声をかけられました。それからは、外来でお見掛けすると私から会釈程度ですがあいさつをしておりました。
そして数ヶ月経ち、つい先日のことです。
採血コーナーで患者さんが私を見つけてくれ、あいさつしてくださいました。
私のことを覚えていてくれたことに感激し、温かい気持ちになりました。
外来での患者さんとの関わりは、その時に限られることがあります。私たちの何気ない言葉かけや態度、笑顔、ひとつひとつが大切なことだと感じる今日です。
まさに重要なこととは、『真実の瞬間』なのでしょう。
外来看護師長 大橋 浩子
8月 HCUの勉強会 2020.8.24
HCU病棟は、緊急入院や、手術をした患者さん、一般病棟では治療が難しい患者さん、状態が悪化した患者さんなどを受け入れる病棟です。高度な医療機器を管理することもあるため、スタッフは、医師からのレクチャーを受けたり、外部の研修を受講したり、学習する機会を多く持つように努力しています。
先日も、知識が豊富な先輩ナースが若手を集め、挿管困難時のビデオ喉頭鏡使用下での挿管介助について、緊急気管切開術時の手順について、物品の写真を使用したり実際に物品に触れたりして指導をしました。こんなふうに、病棟全体で知識の向上を図り、より質の高い看護が提供できるように取り組んでいます。
HCU病棟師長 岡田 美香
9月 健康管理センターの保健師・看護師の様子 2020.9.28
健康管理センターには日帰り人間ドック・1泊2日の宿泊人間ドックの受診者さんがみえます。
受診者さんには多くのリピーターの方もみえます。そのため、問診内容と健診結果(主に採血結果)から行う保健指導は、毎年同じ内容にならないように工夫しています。
運動や食事などの生活習慣は、指導を受けてもなかなか変えることが難しいものです。生活指導を行った受診者さんの生活習慣の変化や血液データの改善・体重減少などがみられた時には、「自分たちの指導が少しは役に立ったのかな」と嬉しく思い、それがやりがいにも繋がっています。また、受診者さんには保健指導だけでなく、健康情報の発信もおこなっています。
スタッフのお弁当は野菜たっぷりで、勤務終了後や休日に趣味として運動を楽しむなど健康意識の高いスタッフが多いです。
健康管理センター・入退院支援センター看護師長
伊藤 亜希子
10月 何気ない当たり前の毎日の大切さ 2020.10.21
今年に入り、新型コロナウィルスの流行で私たちの生活が大きく変わりました。
当たり前にできていた事ができなくなり、何気ない当たり前の毎日が、いかに大切なのかを実感する日々です。
看護学生の病院実習も中止や延期になり、9月に入り、久しぶりに受け入れを行う事が出来ました。
いつもより実習期間が短くなりましたが、その期間で一生懸命吸収しようと頑張っている学生さんの姿を見て、大変嬉しい気持ちになりました。
やはり、病院での体験は得る事が多く、患者さんと直接話ができることが学生さんにとって、とても励みになるのだと思います。
実習日最後には、充実した笑顔であいさつをして下さった学生さんをみることができ、有意義な時間を過ごしてもらえたのだなと実感しました。
そして、この当たり前のことに感謝していきたいです。
東4階病棟看護師長 村瀬 由実
11月 退院前訪問 2020.11.24
脳血管障害で入院されている患者さんとそのご家族は、後遺症により「入院前と同じような状態には戻れないんだ」「どのように生活をしていったらいいんだろう」等、退院後の生活について不安を抱えておられます。
私達は、その不安を少しでも軽減できるよう、患者さん本人と家族の希望を確認しながら、主治医、看護師、ソーシャルワーカー等、多職種で話し合いを重ね退院支援を行っています。
退院支援の一つに、退院前訪問をする事があります。
退院前訪問とは、患者さんのご自宅に看護師が出向き、在宅で過ごすために必要と思われる環境調整を提案させて頂きます。
ご家族に、患者さんが自宅に戻られた時どの様な生活になるかをイメージしてもらうことで、入院中では分からない問題点が浮き彫りになります。
看護師は、それらに対する改善案をその場で提供するなど、有意義な訪問になるよう努めています。
退院1ヵ月後には、経過をうかがうために再度訪問します。
その際、お元気に過ごされている様子を拝見させて頂くと、安心と同時にやりがいを感じています。
西病棟5階看護師長 纐纈 典子
12月 地域包括ケア病棟の紹介 2020.12.22
東5階病棟は、「地域包括ケア病棟」です。
地域包括ケア病棟は急性期を脱し、在宅に向けて支援が必要な患者さんが入院しています。
患者さんの「家に帰りたい」という思いや、家族の「家に帰ってきてほしい」という気持ちがかなうよう、多職種が連携して在宅復帰に向けた退院支援を行っています。
そのような中で、一生懸命歩行訓練をされている姿や、薬の管理を自分で出来るようになるために看護師と一緒に取組む姿などをみかけると、私たち看護師のやりがいもさらに高まっています。
今年度は、新型コロナウィルス感染拡大の問題で大変な状況が続いていますが、早くも年末の気配が漂う季節となりました。
病棟では季節を感じていただけるよう、クリスマスの飾り付けをしました。
少しでも患者さんが明るい気持ちになりますように、良い年末が迎えられますようにと願っています。
東病棟5階看護師長 牟田 美紀