はじめませんか?心臓リハビリ
2024年12月20日 お知らせ
目次
- あなたは大丈夫?簡単健康チェック!
- 生活習慣病と心不全
- 心不全はどういう病気?
- 心不全にならない為にはどうすればいい?
- 心不全と診断されたらどうすればいい?
- より良い生活習慣とは?
- 心臓リハビリテーションの詳細説明
あなたは大丈夫?簡単健康チェック!
□何もしていないのに息苦しい
□横になると息苦しい
□夜間、咳が出て眠れない
□血圧が低く、フラフラする
□体重の増加
□足のむくみ
□疲れやすい
□食欲がない
これらの項目に該当する方は生活習慣病や心不全などの循環器病が疑われます。
早めの検査・受診をお勧めします。
生活習慣病と心不全
生活習慣病とは、普段の生活習慣が原因となって引き起こされる疾患のことです。高血圧やコレステロール異常、糖尿病、肥満などが代表されます。健康診断などで血圧やコレステロール異常などを指摘されたことのある方も多いと思います。生活習慣病を放置することで動脈硬化をきたし、命を脅かす心臓病や脳卒中などの発症リスクをあげるとされています。病気の予防や健康的な生活を獲得するためにも、より良い生活習慣が望ましいですね。
年末年始で生活習慣が乱れやすい今こそ、普段の生活習慣を見直してみませんか?
今回は生活習慣病と関連の深い『心不全』についてご案内していきます。
心不全はどういう病気?
心不全とは、心臓の機能が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなって、生命を縮める病気です。心不全は突然発症する病気ではなく、生活習慣病や動脈硬化、心臓そのものに異常があるなどの【前段階】があることで発症する病気です。
しかし、この【前段階】に気が付かなかったり、適切な治療を行わなかったりすることで、心臓に負担が蓄積していき、やがて心不全に至ります。
心不全は進行していく病気で、ステージAからステージDまで分類されています。
ステージA・ステージBは、心不全の【前段階】です。高血圧やコレステロール異常、不整脈などを有するのみで心不全を発症していない状態を示します。つまり健康診断で高血圧と診断された時点で、すでに心不全ステージAとなります。
ステージCは実際に心不全を発症してしまった状態です。心不全は完治することがなく、進行していきますので、やがて終末期であるステージDへと移行します。
心不全にならない為にはどうすればいい?
先にも述べたように心不全は【前段階】から発症に至ります。ステージAやBの段階であれば発症を予防することが可能です。現在、ステージAやBである方(高血圧や糖尿病、脂質異常、狭心症などの診断を受けたことある方)は、早期より生活習慣を見直すことで心不全の発症を予防しましょう。より良い生活習慣を保つことが大切です。
心不全と診断されたらどうすればいい?
心不全は徐々に進行していく病気ですが、治療や生活習慣を改善することで、進行を遅らせることが可能であり、健康寿命が延長するといわれています。適切な治療を行うとともに、より良い生活習慣を保つことが、健康寿命を延ばし、老後も元気に過ごす上で大切になります。
より良い生活習慣とは?
より良い生活習慣とは、適切な栄養を摂ること、適切な運動を行うこと、節酒すること、禁煙すること、ストレスを溜めないことなど様々な要素を含みます。適切な栄養や運動といっても個人差があるため、一概に決めつけることはできません。運動を行ったが故に、体調を崩して入院してしまうこともあります。
大切なことは、一人ひとりに合わせた内容で生活習慣の是正に取り組むことです。そのためには、まずは専門医を受診して様々な検査や聞き取りをさせていただく必要があります。
当院では、生活習慣病や心臓病をお持ちのかたを対象として『心臓リハビリ』を実施しています。心臓リハビリの該当となる方は、専門のスタッフとともに病気の予防や健康の増進に向けたリハビリを継続して行うことができます。
いつまでも健康でいるために『心臓リハビリ』はじめませんか?
理学療法士・心臓リハビリテーション指導士・心不全療養指導士
高井直樹
心臓リハビリについてはこちらのページを参考としてください。