第24回地域連携交流学習会を開催しました。

2023年10月19日 ブログ

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10月7日土曜日、地域連携交流学習会を開催しました。当院は地域医療支援病院として、地域医療従事者に対する研修の実施や当該病院の医療機器共同利用などを通じて地域の病院、診療所を後方支援する役割を担っています。
 その一環として地域とのネットワークづくり、知識向上、情報共有のため、メディカルサポートセンター(医療連携課)と看護部が協力して、地域連携交流学習会を開催しています。   
 令和2年以降、新型コロナ感染症のために中止していたため、今回は、久しぶりに実際に参加者のみなさまと対面して学習会が開催できることの有難さを感じました。

今年のテーマは「皮膚トラブルと対策について」としました。
講演内容は、ふくろう在宅理事長・井出雄一郎先生より「在宅での皮膚トラブル」、当院、皮膚・排泄ケア認定看護師の稲垣牧子副看護師長より「皮膚トラブルの対処方法について」と、2部構成で行いました。院外の施設からの参加者は、59名と盛況でした。

在宅での皮膚トラブル

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井出先生からは、在宅にて訪問看護師の処置で褥瘡やスキンテアが良くなっていった事例や、訪問診察の様子などを紹介して頂きました。
 訪問診療や訪問看護が、日々、在宅で生活する方々の心と体の支えになっていることがよくわかり、大変心強く感じました。

皮膚トラブルの対処方法について

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稲垣副看護師長からは、皮膚の生理機能から、スキンケアの基礎、トラブル時の対応についてお話しいただきました。
 スキンケアの基本は①清潔(洗浄)、②保湿、③保護であり、シャワー浴より、入浴をした方がスキンケアには良いということでした。日々の予防的ケアがとても大切であることが良くわかりました。

感想アンケートからは、
 「誰にでもスキンケアは必要であり、疾病や加齢などによりその必要性は高まることになり興味の持てるテーマでした。」
 「褥瘡への対応、スキンケアの基本を利用者にお話ししたい。」
 「基礎的なことから具体的な症例の対応策の紹介があり、役にたちました。」などがありました。
 来年も興味が持てる内容を考えて、開催させていただきたいと思います。本当に多くのみなさま方にご参加頂きありがとうございました。

地域包括ケア病棟 看護師長 村瀬由実

                    

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