多数傷病者対応訓練を実施いたしました。

2023年10月27日 ブログ

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10月25日に 多数傷病者対応訓練を当院と各務原市消防本部合同で実施いたしました。大規模救急救助、事故を想定した訓練でした。
 今回は「災害現場で消防本部がトリアージを行ったあと、連絡を受けて当院で傷病者を受け入れる。」その一連の流れを行う、より実践的な訓練で今回が初めてです。
 14時30分より、上野たまき医務局長の挨拶にて訓練を開始しました。

各務原市消防本部の訓練

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    災害、集団救急事故などで多数の傷病者が発生した場合、傷病の緊急度や重症度に応じて、治療の優先度を決めることをトリアージといいます。
     当院駐車場を災害現場にみたて救護所を設置。現地での1回目のトリアージをします。トリアージタグ、赤色(優先順位1位、重症。)、黄色(優先順位2位、待機できる中等症。)、緑色(優先順位3位、自力で動ける軽症。)に分けます。
     病院へ搬送する前に、症状の変化に対応するため、再度トリアージを行います。赤色・黄色・緑色のシートで待機し、搬送する順番を決めて、搬送する訓練を行いました。

    東海中央病院の訓練

    赤色タグ(重症者)の受け入れ

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      病院への搬送直後に1回目のトリアージを行い、仮設の救急室へ搬送して消防隊員との引き続きを行い2回目のトリアージ・処置を行う訓練を行いました。

      傷病者全体の状況把握と黄色・緑色タグ(中等症・軽症者)の受け入れ

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        消防隊員との引き続き後、ホワイトボードに赤色・黄色・緑色の傷病者ごとにメモを貼付け記入して、傷病者全体の状況把握をします。
        中等症・軽症者の受け入れは車での待機を想定して、車内で1回目のトリアージを行い、中等症の方が重症なる時の対応などを訓練を行いました。

        訓練後のミーティング

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        訓練後ミーティングにて、課題を話し合いました。
         今回はバランスの良い人員配置で、スムーズで素早く対応できましたが、いつでも対応できるように役割分担や組織化すること、必要な備品を事前に準備することなど次のステップの課題をみつけることができました。訓練に参加していないスタッフへの情報共有を行い、実際に行うことを想定した準備が課題との意見がありました。
         今回の訓練を多数傷病者対応のスタートとして、基本のオペレーションを守り、より丁寧により正確に、状況の変化に臨機応変に対応できる体制を整えていきます。

                           

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