診療放射線科





診療放射線科の紹介

診療放射線科技師長挨拶

  診療放射線科では、一般診療部門と検診部門の各種検査に従事し、『思いやりの検査』『最適画像の提供』を基本方針として、診療の支援を実施しています。
スタッフ構成は、診療放射線技師16名、放射線助手1名ですが、通常、看護部より看護師2名の応援を得て、検査の迅速性と安全性を確保しています。
検査については、超音波検査士、検診マンモグラフィ撮影認定技師、胃がん検診専門技師等の資格を有した診療放射線技師を中心として、より質の高い医療の提供に向け日々取り組んでいます。 
また、乳房撮影、乳腺超音波検査では、患者さまのニーズに応え、可能な限り女性技師で対応するなどの配慮をしています。
高額医療機器は、CT装置(64列)1台、MR装置(1.5T)1台、核医学検査装置(SPECT)1台、血管撮影装置1台等を保有し、特にCT・MRI装置については、地域医療連携推進の一環として共同利用にも使用しています。
新病院(平成23年3月25日オープン予定)には、核医学検査装置の更新を行ない最新式のSPECT-CTを導入する予定です。
今後も引き続き、患者さまを中心とした質の高い医療の提供を実践してまいりたいと考えています。

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トピックス

乳腺診療における診療放射線科の関わり
診療放射線技師が乳腺の診断に多く関わっています。また、当院は乳がん診断と治療に力を注いでいます。診療に使用する検査装置はマンモグラフィ撮影装置、超音波装置、MRI装置、CT装置などがあります。その手順を簡単に解説します。第一にマンモグラフィ装置は一般に検診、精密検査に使用されます。マンモグラフィ装置は腫瘤、石灰化が描出されますが、特に石灰化の描出が優れています。新病院より稼動予定の装置は岐阜県第一号機です。断層機能を持った装置で、苦手であった腫瘤の描出が格段に進歩します。第二は超音波装置です。超音波装置は腫瘤の描出に優れ、しこりが触れた場合に中身が手に取るようにわかります。しかし、石灰化については描出がやや劣ります。今回、新病院よりエラストグラフィ(弾性硬度がわかる)が付属した装置が導入され、腫瘤の質診断が向上すると思われます。MRI装置は乳腺専用コイルが常備されていてこの装置で解ることは、がんの診断はもとより、病変の拡がり診断に適しています。また、CTも同様な使われ方がされていますが診断に苦慮する場合にも使用されます。ここまでは、装置などのハード面について触れてきましたが、ソフト面(人間)について触れていきます。まず、乳腺専門医がいます。読影認定医も4名勤務しています。診療放射線技師が関与する、撮影認定技師も4名。超音波認定技師(乳腺)も3名勤務しています。また、日本乳癌検診学会の評議委員にも2名選出されていて、検診から精密検査までに適した病院と自負しています。

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主な装置
CT

CT検査とは

 放射線とコンピューターを使い、輪切りの画像を連続して撮ることで、体の内部の構造を精密に検査する手段のことです。
検査はほとんど苦痛を伴いませんが、「息を止めてください」とか「体を動かさないでください」などの制約があります。また必要に応じて造影剤を使用する場合があります。
検査は通常短時間で終わりますが、検査の内容により異なります。

放射線被曝の影響

 放射線はガンの発生に関係していることが言われていますので、不必要な検査はできるだけ行わないようにしています。また最近の機器の発達と放射線を取り扱う関係者の努力により、放射線被曝の量は充分に小さくなっています。検査を受けることによって得られる利益のほうが放射線で受ける危険性より大きいといえます。ただし妊婦や小児は放射線の影響を受けやすいので、必ず医師にご相談ください。

CT検査における造影剤

 当院で使用する造影剤は主に静脈内に注入するもので、一度に100cc程度注入しますが、その方法や量は、患者さんの体重や検査部位によって異なります。造影剤が注入されると全身の血管の中にひろがり、血管内や各臓器の血液の流れの状態がわかり、場合によっては、診断の上で欠かせない情報となります。しかし造影剤を用いた検査はすべての患者さんに行われるわけではなく、医師が診断上必要と判断した場合に行います。



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主な装置
MR

MRI検査を安心して受けていただくために、簡単に検査の仕組みや手順について説明します。

原理

磁石が埋め込まれたトンネルの中に(機械の中に)体を入れます。すると、体内にある無数の水素原子核(人の体のほとんどが水分であるため)が、一斉に縦方向に整列します。そこに、ある一定の周波数の電波(ラジオ波)を照射すると横向きに倒れます。この電波を切ると、体内の水素原子核は電波を出しながら縦方向に戻っていきます。この体内から発生される電波をコンピューターにて分析し、体の中を画像化します。

MRIの特徴

検査に使用する磁気や電波は、無害で体に感じるものではありません。


長所

検査による痛みはありません。
X線被曝は全くありません。
多方向からの撮影が可能です。
造影剤を使用せずに血管像を抽出が可能です。

短所

検査時間が長い。
少しでも動くと画像が汚くなる。
検査中の音がうるさい。

検査前の注意事項

ペースメーカー、脳動脈クリップを埋め込まれている方、妊娠初期の方は検査が受けられません。
腹部を撮影される方は、原則として禁食が望ましいです。
検査時間が長く大きな音が出るため、小児の撮影は充分眠っていないと検査不可能な場合があります。
閉所恐怖症の方は、装置の構造上、多くの場合検査が不可能です。


検査の手順

1、 検査前室にて

身に付けている金属類を外してください。クレジットカード、テレホンカード等は、磁気により使用不可能になります。持ち込まないで下さい。

2、 検査室にて

まず、入室前に金属類がないか再度確認させていただきます。
検査用ベッドに仰向けに寝てください。
検査は、約20分~1時間程です。

3、 検査開始

検査をはじめると装置から道路工事のような音がします。ラジオ波を発生させる音ですから、安心してください。
検査の内容によっては、息を止めていただくことがあります。
造影検査の場合、造影剤を静脈注射します。
検査中に異常を感じたとき、具合が悪くなった時は遠慮なくお知らせください

4、 検査終了

 検査後、安静などの必要はありません。食事や入浴などは普段通りで結構です。
検査の結果は、主治医の方から説明があります。

 以上、簡単に検査の仕組みや手順について紹介しましたが、わからない事があれば気兼ねなく担当技師に質問してください。



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主な装置
アンギオ

血管造影検査とは?

人体を流れる血管は、普通のX線単純撮影では観察できません。そこで、直接動脈または静脈にカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、そこから造影剤を注入することにより、血管を観察することができます。 

血管造影をする目的

血管造影によって、血管自体の病変(動脈硬化、動静脈瘤、狭窄、塞栓など)や、血管の走行、形態、血流量、腫瘍の有無などの診断が可能になります。また、カテーテルからバルーン(風船)を挿入し、細くなった血管を拡張したり、カテーテルの先端から患部に直接薬を注入する治療なども行います。


当院の血管撮影室で行う主な検査と治療

頭部血管撮影

主に腕からカテーテルを挿入し、頭部の血管の走行、形態を観察します。

心臓血管撮影

主にソケイ部よりカテーテルを挿入し、心臓の血管の走行、形態を観察します。もし、狭窄などの患部が発見されたら、バルーン等を用いて、血管を拡張させる治療(PCI)も行います。
最新の装置を導入したことによって、従来装置と比べ次のようなメリットが得られました。

①X線を受ける側がイメージインテンシファイア(I.I)という円形からフラットパネルディテクタ(FPD)と いう角形になり、歪のない映像が撮れるようになりました。
②装置のX線を出す管球とX線を受けるFPDがコンパクトになり、頭足方向の角度が大きく振れるようになったことで、重なって見えずらかった 血管が分離して見えるようになりました。
③大きな患者様の撮影はどうしてもX線の透過が悪いため、画面が暗く血管が見難い映像になっていましたが、最新の画像処理技術で大きな方でも鮮明な映像が 撮影できるようになりました。約200kgの方まで撮影できます。
④以前より、拡大して撮影しても画像がきれいに見え、血管を拡げるバルーンカテーテルやステントカテーテルが観察しやすく、病変部と の位置関係がわかりやすくなりました。
⑤被ばく線量や透視時間のレポート機能があり、記録できるようになりました。


腹部血管撮影

ソケイ部よりカテーテルを挿入し、腹部の血管の走行、形態を観察します。また、病変に対してカテーテルの先端から直接薬を注入する治療も行います。



血管撮影装置は島津社製DIGITEX-Safire DIGITEX-PREMIERを平成17年1月に導入しました。

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主な装置
RI

現代医療の核医学検査

核医学の定義
この検査は、放射性医薬品(ラジオアイソトープを含んだ薬)を使用します。
この検査は病院によって ラジオアイソトープ(Radio Isotope)検査・RI検査・核医学検査などと呼ばれています。

核医学の原理
薬を注射したり飲んだりします。
その薬が臓器に集まり、そこから放出される微量の放射線を専用のカメラとらえます。
それによって、臓器の形や働きがわかります。

核医学の検査方法
検査は、ベッドに寝ているだけで済む比較的楽なものです。
薬によって臓器に集まる時間が違います。
薬を投与してからすぐに行う検査と、数時間以降に行うものなどあります。

核医学の安全性
薬による副作用の心配はありません。
検査で受ける放射線の量は胸や胃のX線撮と同程度かそれ以下です。
また、時間と共に少なくなりますので身体への影響についても心配ありません。



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主な装置
乳房撮影装置

乳房撮影とは?

 乳房は比較的柔らかい組織でできているために、普通の写真とは違い、専用のエックス線撮影装置やフィルムを使って撮影します。当院では最善の状態で撮影しております。

 対象となる疾患は乳癌や良性疾患など、乳房内の病変です。撮影時に乳房をできるだけ圧迫してうすくします。痛いですが、うすくすることによって被曝をおさえることができます。当院の機械は一回撮影あたり、1.5mGyですので安心して撮影をうけてください。
最近は乳癌検診において、乳房撮影が必須となります。しこりが触れる前に、当院にご相談ください。





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主な装置
スペクトCT

スペクトCTとは?

 この度、新病院移転に伴い、核医学診断装置が新しくなりました。
核医学検査とは、アイソトープ、RI、シンチなどとも呼ばれ、ごく微量の放射性物質を含む薬(放射性医薬品)を体内に投与して行う検査です。投与された薬はそれぞれ目的の臓器や骨、腫瘍などに取り込まれて、そこから放出される微量の放射線を検出することにより画像を作ります。その画像を解析することにより様々な病気の状態がわかります。

 今回新しく導入された核医学診断装置は、通常の検出器(ガンマカメラ)に加え、診断用CT装置が搭載されています。これは、国内でも珍しい最新の装置です。核医学の画像は、臓器の機能を調べたり、大まかな腫瘍の位置を検出するのが主で、正確な臓器の形状、位置は他の画像診断に比べて分かりづらい場合がほとんどでした。しかし、新しい装置では、核医学画像とCT画像を重ね合わせて見ることにより、より正確な病変の位置が把握できます。さらに、ガンマ線の減弱を補正することによって臓器の機能をより正確に調べる事ができます。





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腹部超音波検査(人間ドック)

腹部超音波検査(人間ドック)

当院では30年ほど前から、腹部超音波検査を人間ドックに利用してきました。当初は胆のう造影の代わりに行われていましたが、 装置の技術向上により肝臓、膵臓、腎臓、子宮、卵巣や以前にテレビで話題になった、腹部大動脈も検査しています。
また本年度から宿泊ドック受診者には、乳腺の検査も行っています。ドック検査での多くは、脂肪肝、胆石、肝・腎嚢胞などの良性疾患が ほとんどですが、腎臓癌などの悪性疾患も見つかっています。
検査対応する放射線技師は、日本超音波医学会の認定試験に合格したものが主となり、精度管理された検査を年間14,000件程度行っています。 また、専門医研修施設として認定され、日々研鑽しています。
検査は、超音波を使うので放射線被ばくはありません。苦痛もなく短時間に多くの情報を得ることの出来る検査です。安心して受けてください。







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