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スギ・ヒノキ花粉症について

耳鼻咽喉科部長 加藤洋治

くしゃみ、水性鼻漏、鼻閉の3主徴をもち、鼻汁好酸球検査、皮膚テスト(または血清IgE抗体検査)、誘発テストのうち、2つ以上が陽性ならばアレルギー性鼻炎と診断されます。また、ハウスダストやダニなどをアレルゲンとする通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎に分類し、スギ・ヒノキ花粉症は後者に属します。但し、スギは抗原性が強いため通年性の方もこの時期に悪化することがあります。更に、スギとヒノキは交差反応性が強いため双方に感作されるのが通常です。

自己防御

1)外出を控える
2)窓・戸を閉める
3)マスク・眼鏡を着用
4)毛織物等花粉の付着しやすい服を回避
5)玄関前で服・髪をはらう
6)洗顔・うがい・鼻をかむ
7)室内の掃除 をこころがけましょう。

花粉への暴露をゼロにすることは無理でも少なくすることは可能です。そのためには各種のマスメディアから出される情報を利用し、その日の花粉情報を知ることは大切です。雨の翌日で気温が高く湿度が低い風の強い晴れた日は多くなります。

治療法

先ず基本は薬物療法でしょう。病型分類では鼻閉型やくしゃみ・鼻漏型などがありますが、最近は眠気の少ないあるいは無いこれらのタイプにあわせた様々な内服薬や外用薬があり、当然の知識として持ち合わせている耳鼻科医へ症状を申し出て自分にあった処方を受けましょう。

それでも運転業務に従事される方は注意が必要です。他剤との併用が危険なものもあり常用薬のある方はお知らせ下さい。また、初期治療として花粉飛散開始2週間前からの治療が効果的であるということが定着化しており、今年であれば2月上旬からの治療開始をお勧めします。 通年性アレルギー性鼻炎で鼻閉型の方には手術をお勧めします。鼻の粘膜を焼く手術は外来で日帰りが可能であり、お近くの耳鼻科へお問い合わせ下さい。但し、構造的に異常がある例では簡単な手術ではありますが数日間の入院が必要となりますので、耳鼻科のある病院へ受診下さい。

もしスギ・ヒノキ花粉症で希望されるならば遅くとも1月中旬に済ませる必要があります。